よくあるご質問

  • 風速計・風速変換器

    Q1.風速計の「校正」とは?
    カノマックスの「校正」とは、計測器が正しい風速値を示すかどうかを検定し、正しい精度に調整するメンテナンスのことです。どんな計測器でも、購入後は定期的な校正をしなければ、時間の経過とともに精度にどのくらい変化があるのか、また、変化していないのか分かりません。購入してから1年以上校正されたことがないお客様は、精度を保ち、長くご使用いただくためにも、ぜひ一度校正をご検討下さい。


    ●高精度の風速計を生み出し続ける、カノマックスの風洞設備とは


    ●技術資料 【05】アネモマスター風速計の校正について


    Q2.風速計で風量は測れる?
    風量は、平均風速にダクトなど計測部の断面積を掛けて計算できます。
      風量=平均風速×ダクト断面積
    風速計本体にあらかじめ断面積を入力しておけば、風速値から風量を自動的に演算する機能を持った機種をご用意しております。(風量演算機能付きの機種:Model 6501シリーズ・6035・6036・6821など。)
     
    ●技術資料 [17] 空調、換気設備の風量測定について

    なお、風量測定が可能な風量計もございます。

    ●製品詳細ページ キャプチャーフード風量計


    ●製品詳細ページ 小型風量計



    Q3.クリモマスターとアネモマスターの違いは?
    クリモマスターもアネモマスターも、当社風速計の製品名でトレードマークです。
     〔語源〕
      クリモマスター : Climate=気候、環境
      アネモマスター : Anemometer=風速計

    アネモマスターの名称の方が歴史は古く、カノマックスが作った最初の風速計の名称がアネモマスターです。その当時から現在まで、カノマックスでは数多くのアネモマスター風速計を誕生させてきました。

    一方、クリモマスターは風速・風温に加え湿度も測定できるタイプを考案し、室内の環境測定用にと名付けたのが始まりです。現在、クリモマスターは、製品保証期間2年間・測定精度2%・8種類の互換プローブ・風量演算機能、その他にもお客様の測定ニーズにお応えする機能を満載した、ハンドヘルド風速計の最上位機種を指します。(選択するプローブにより風温、湿度が計測対象とならない場合もあります。)

    ●製品紹介ページ 風速計・風速変換機


    Q4.50 m/s以上の風は測れる?
    理論的に50 m/s以上の指示ができる風速計を作ることは可能です。ただし、50 m/s以上の風を校正する施設および国家基準がないため、精度の保証はできません。


    Q5.風の温度変化は風速値に影響する?
    温度補償範囲内であればほとんど影響はありません。
    当社の風速計は、空気の放散熱量を利用して風速を測定しています。風の温度が変化するとその放散熱量も変化しますので、風速値に影響を与えます。しかし、当社風速計にはそれを補正するように温度補償センサーが組み込まれていますので、風速値にはほとんど影響を与えません。
    ただし、温度補償センサーと風速センサーを同じ温度環境下にしておくことが必要です。
     
    ●技術資料 [22] 温度補償とは


    Q6.風の湿度変化は風速値に影響する?
    常温・常圧での相対湿度の変化は、当社風速計の指示には大きな影響はありません。相対湿度が55%RHから85%RHに変化しても、風速指示値の変化は0.1%程度です。


    Q7.周囲の圧力変化は風速値に影響する?
    風速計の校正は1 atm(1気圧)で行っていますので、周囲の圧力(大気圧)が変化すると風速値は影響を受けます。
     
    ●技術資料 [11] 測定環境と風速指示値の関係について


    Q8.空気以外のガスは計測できる?
    可燃性・爆発性あるガス以外であれば測定ができるものもあります。
    ただし、風速計の校正は清浄な空気で行っていますので、補正が必要です。
     
    ●技術資料 [20] 空気以外の気体中での測定について

    ガス測定器をお探しの場合は、ガスマスターの製品ページをご覧ください。

    ●製品詳細ページ ガスマスター(ガス測定器)


    Q9.校正の周期は決まっているの?
    1年ごとの校正をお勧めしています。ただし、使用頻度や測定環境によっては、1年未満で定期的な点検を行うことをお勧めする場合もあります。


    Q10.非該当証明書の発行を依頼するには?
    非該当証明書発行依頼書に必要事項をご記入いただき、弊社営業拠点へFAXをお願いい
    たします。内容をご確認させていただいた上で、お客様へ非該当証明書を送付させていただき
    ます。
     
    「【記入例】非該当証明書発行依頼書」ダウンロードはこちら
     
    「【フォーマット】非該当証明書発行依頼書」ダウンロードはこちら


    Q11.風速計とは?どんな種類がある?
    アネモマスター風速計・クリモマスター風速計は平均風速を測定します。また平均風速を測定する方法としては熱式、超音波式、翼車(ベーン)式、およびピトー管式などがあり、アネモマスターベーンはこの方式の中で翼車(ベーン)式、アネモマスター風速計・クリモマスター風速計は、熱式(熱放散の原理)を利用しています。
     
    ●製品紹介ページ 風速計・風速変換器

    ●技術資料 [1] アネモマスター風速計の特長について


    Q12.「トレーサビリティー」とは?
    トレーサビリティーとは、標準器または計測器がより高位の測定標準によって次々と校正され、国家標準・国際標準につながる経路が確立されていることです(JIS Z8103より)。
    アネモマスター風速計、クリモマスター風速計、粉じん計、パーティクルカウンターなどの当社製品の校正には、国家標準・国際標準に対して定期的にトレースされた標準器を使用しています。
     
    ●技術資料 [3] 風速計のトレーサビリティーについて


    Q13.SLOW ― FASTのボタンは何に使う?
    SLOW ― FASTは、風速の時定数を切り換える機能です。
    時定数とは、ある一定時間の移動平均値のことで、時定数を大きく設定すると値の変動が少ない測定値が読みとれます。逆に小さく設定すると、測定値が風速の変動に素早く反応します。当社風速計のいくつかのModelにはSLOW ― FASTの切り換え機能があります。
      Model 6006:1秒、5秒
      Model 6113・6114・6115:1秒、5秒、10秒
      Model 6162:1秒、5秒、10秒
      Model 6501シリーズ:1秒、5秒、10秒
      Model 6035・6036:1秒、5秒、10秒、20秒
    時定数の表記としては、TIME CONST、TCなどがあります。


    Q14.電池の充電はできる?
    風速計本体へACアダプタを接続しても電池への充電はできません。ただし、Model 6631・6621、Model 6151・6061・6071・6072などの専用のNi-Cd電池パックを使用しているものは充電できます。(いずれも現在は販売しておりません。)


    Q15.製品保証期間は?
    製品の保証期間は、ご購入後1年間および2年間の製品がございます。詳しくは各製品の取扱説明書をご参照ください。


    Q16.風速計の修理・校正はどうしたらいい?
    修理・校正作業は当社サービスセンターで行っています。お客様自身での分解・修理は危険ですのでおやめください。修理・校正は、ご購入された代理店もしくは当社営業所へお申し込みください。(修理対応を終了している機種もございます。こちらでご確認ください。)

    ●生産・修理終了情報
    販売・修理終了モデルや、その後継機種をご確認いただけます。


    Q17.使用者がプローブを交換することはできる?

    プローブに互換性がある機種については交換が可能です。


    ・プローブと本体内部へ組み込むROMとを一対で交換する機種
      Model 6162・6113・6114・6115


    ・プローブのみ交換すればよい機種
      Model 6312・6333・1580・1590・6501シリーズ


    上記以外の機種でプローブを交換する場合、当社サービスセンターで本体内の調整が必要です。ご購入された代理店もしくは当社営業所へお問い合わせ下さい。
     
    ●技術資料 [14] プローブの互換性について


    Q18.パソコンへのデータ転送機能がある機種は?
    パソコンへのデータ転送機能がある機種は、Model 6113・6114・6115・6501シリーズ・6036・6162・6242・6243です。本体にRS232C通信用端子もしくはUSB通信用端子があります。通信ケーブルおよび計測ソフトウェアは別売品ですが、Model 6501シリーズへはUSBケーブル、Model 6036へはUSBケーブルと計測ソフトウェア、Model 6242・6243へはRS232Cケ-ブルが付属しています。


  • 粉じん計・サンプリングポンプ

    Q1.粉じん計で測定できる粒子の大きさはどれくらい?
    0.3~10 μmの粒子を検出します。カビや花粉よりさらに小さい粒子、例えば、たばこ煙、黄砂、ディーゼル排気粒子などを測定できます。


    Q2.測定時間は何分にすればいい?
    簡易的な評価手法として、1分間測定もしくは2分間測定がお奨めです。
    粉じんの濃度が高い場合や低い場合でも対応できるように計測時間を任意に設定することもできます。 


    Q3.作業環境で使う場合、どの粉じん計がオススメ?

    日本作業環境測定協会の適合性確認製品である、Model 3444か3521がオススメです。機器を持ち運ぶことが多い場合、3444なら本体への衝撃を緩和するラバープロテクター付きで、頑丈さがメリットです。

    もしたばこ煙や切削油など、時間の経過によって変色のあるオイルミストをより正確に計測されたい場合は、粉じんの色の違いによる測定誤差が少ない3521をオススメします。

    ●製品詳細ページ 光散乱式デジタル粉じん計Model3444

    ●製品詳細ページ ピエゾバランス式粉じん計Model3521


    Q4.非該当証明書の発行を依頼するには?
    非該当証明書発行依頼書に必要事項をご記入いただき、弊社営業拠点へFAXをお願いい
    たします。内容をご確認させていただいた上で、お客様へ非該当証明書を送付させていただき
    ます。
     
    「【記入例】非該当証明書発行依頼書」ダウンロードはこちら

     
    「【フォーマット】非該当証明書発行依頼書」ダウンロードはこちら


    Q5.粉じん計とパーティクルカウンターとの違いは?
    種別粉じん計パーティクルカウンター
    概要室内、大気中に浮遊している
    粉じんの個数ではなく、濃度を測定します。
    浮遊粒子一つずつを測定して、
    単位体積当りの粒子数と粒子径を測定します。
    測定
    対象
    主に一般室内や屋外大気。
    作業環境、ビル環境、住宅環境、学校など。
    より綺麗な現場。
    クリーンルーム(工業用・製薬・食品・
    バイオテクノロジー)、クリーンベンチ、
    塗装ブース、手術室、フィルター試験など。
    測定
    原理
    光散乱方式、ピエゾバランス方式光散乱方式
    測定
    結果
    単位
    質量濃度
      mg/m3
    個数濃度
      個/cf、個/m3 


    Q6.オイルミストは計測できる?
    はい、粉じん計Model 3521で計測できます。
    オイルミスト計測の専用品ではなく一般的な粉じんも計測できます。
    たばこ煙やオイルミスト(不水溶性切削油)などの計測が可能です。


  • マスクフィットテスター

    Q1.どんな装置ですか?
    いくらマスクの質がよくても、正しく装着されてなければ意味がありません。 防塵・防毒マスクが正しく装着されているのか、被験者に適合しているのかを「フィットテスト」を行い調べる装置です。フィットテストを行う事で、マスクサイズの不適合や装着の不完全さに起因する漏れを判断する事ができ、労働現場での作業員の安全衛生を確保する為に有効です。
    本装置は外気中の粒子濃度とマスク内部の粒子の濃度を計測し、その比を取ることでマスクのフィット具合を計測します。これらの濃度比はフィット係数と呼ばれています。フィット係数が 100 を示すということは基本的にはマスク内部が外気に比べて 100 倍澄んだ空気であることを示しています。


  • 質量分析計

    Q1.どのようにして試料を導入するか?
    試料の導入方法にはGCインターフェース(付属品)を使用してGCを接続する方法と直接導入する方法があります。


    Q2.LCは利用可能か?
    現行製品にはLC接続可能なものがございません。


    Q3.メンテナンスはどの程度必要か?
    使用状況にもよりますが、通常の連続使用下で1年に1度を目安にサービスマンによるクリーニングが必要です。また、真空ポンプ系等の消耗部品につきましては、同じく2年に一度の交換が必要となります。


    Q4.製品保証期間は?
    製品の保証期間はご購入後1年間となっております。


    Q5.装置を設置する際、他に用意するものは何か?
    屋内で家庭用100V電源があれば設置可能です。その他の設置場所で運用予定の場合は、別途ご相談ください。


    Q6.液体、気体、固体など、どのような物質が測定可能か?
    基本的に昇温等の方法により、ガスになるものであれば分析対象となりますが、物質により測定不可能なものもございますので、測定対象につきましてはご相談ください。


    Q7.装置のカスタマイズは可能か?
    お客様の用途に応じたカスタマイズにも対応しておりますのでご相談ください。


    Q8.屋外や、車載で使用可能か?
    製品自体は屋内での使用を想定した構成となっておりますが、カスタマイズでの対応が可能な場合がございますのでご相談ください。


    Q9.サンプルのリアルタイム測定は可能か?
    直接導入による連続ガス分析等に対応しております。また、測定対象によっては、昇温等により液体、個体をガス化して、導入によるリアルタイム測定も可能です。


    Q10.測定したい物質が実際に測定可能かどうかを知りたいが、どうすればよいか?
    当社にて測定可否について検討・確認させていただきますので、測定対象の物質や環境をお聞かせ下さい。


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