沿革

  • 1934年 加野五郎が、大阪市において「加野研究所」を創立。 主として、京都大学各教室から研究用特殊精密電気計測装置の委託を受け、その研究・製作を開始。
    1947年 大阪府三島郡三島町千里丘に移転。 戦時中、内閣技術院より軍事上の基礎研究を委託され、その研究を行う。戦後、日本国有鉄道・各私鉄・各企業より生産性と製品の性能向上等のための設備、および設計の改良研究について委託を受け、多数の研究成果を達成(特許10数件獲得)。気流計測器「アネモマスター風速計」を開発。
    1951年 「加野研究所」を母体とし、精密電気計測器の研究・開発・製造・販売を目的とした「日本科学工業株式会社」を設立。諸官公庁・大学・企業等の特殊委託研究を受けるとともに「アネモマスター風速計」等の製品の規格化、標準化に成功し、量産体制を確立。
    1962年 気流計測の分野で「アネモマスター風速計」の品質が評価され、市場占有率第一位に成長。
    1966年 6月 大阪府吹田市山田下4168番地(現 大阪府吹田市清水2番1号)に移転。
  • 1971年 事業拡張のため、数次にわたり増資を重ねる。
    1971年 12月 大阪府中小企業投資育成株式会社の投資を受け、資本金6,500万円とする。
    1972年 大気汚染公害などの環境測定器分野における高温用アネモマスター風速計およびピエゾバランス粉じん計の研究・開発に対し、通産局より技術改善費補助金を授与される。
    1973年 中小企業研究センター賞を受賞。全国で6社のみの受賞。
    1974年 本社ビル竣工。
    1975年 大気汚染公害などの環境測定器分野における高温用アネモマスター風速計およびピエゾバランス粉じん計の研究・開発に対し、通産局より技術改善費補助金を授与される。
    1976年 大気汚染公害などの環境測定器分野における高温用アネモマスター風速計およびピエゾバランス粉じん計の研究・開発に対し、通産局より技術改善費補助金を授与される。
    1978年 横浜に営業所を開設。資本金9,750万円に増資。
  • 1983年 新技術開発事業団より、ファイバーLDVの技術開発を受託。
    1984年 営業部門を独立させ、「日本カノマックス株式会社」を設立。
    1985年 12月 新技術開発事業団より受託のファイバーLDV商品開発に成功。
    1985年 新技術開発事業団による開発委託で、日本初の2次元FLVを開発。
    1986年 大阪府立大学 向阪元教授との共同開発で、日本初のクリーンルーム用CNCを開発。
    1988年 1月 中国に日中合弁会社、沈陽新科精密儀器有限公司を設立。
    1988年 6月 粒径および濃度制御・標準粒子発生に関する研究に対し、通産局より技術改善費補助金を授与される。
    1988年 10月 風速・温度・湿度の同時測定を可能にした新製品クリモマスター風速計の発売。
    1990年 2月 乾電池での測定を可能とした日本初のポータブルタイプレーザーパーティクルカウンターの発売。
  • 1994年 ビル管理法に定められている空気環境測定の6項目(気流・浮遊粉じん・温度・湿度・CO濃度・CO2濃度)を1台で同時測定可能なオートビルセットの発売。
    1997年 8月 風速計の代表機種を軽量化したアネモマスター風速計6112の発売。
    1998年 7月 営業譲渡方式により組織を変更。製造・販売・サービス一体の、日本カノマックス株式会社が始動。
    1999年 6月 科学技術振興事業団より、離散ウェーブレット診断技術の応用研究を受託。
    2000年 5月 低価格のハンディーレーザーパーティクルカウンターの発売。
  • 2001年 6月 新型クリモマスター風速計の発売。
    2002年 1月 慶応義塾大学とのTLC契約に基づき、ILIDS(レーザー干渉画像法粒子計測システム)を開発し、発売。米国のNASAにクリーンルームモニタリングシステムを納入。ハッブル望遠鏡のパーツ製作・組立用クリーンルームの清浄度監視に貢献。
    2003年 4月 LD採用の小型レーザードップラー流速計 Smart-LDVを開発し、発売。
    2004年 4月 LaVision社(独)と代理店契約締結。
    2004年 12月 米国のAIRFLOW子会社を買収し、改組して新しくKANOMAX USA, INC.事務所を設立(NJ州所在)。
    2004年 12月 グローバル経営統括機能を分離独立させ、KANOMAX HOLDINGS, INC.設立(NY州所在)。
    2005年 海外有力メーカーとの提携強化(ドイツTopas社、BLM社、フィンランドDekati社など)。
    2007年 日本カノマックス株式会社 代表取締役社長に加野稔が就任。
    2008年 株式会社カノマックスコーポレーション代表取締役社長に加野稔が就任。
    2010年 11月 中国の新工場が稼働開始。
  • 2011年 10月 日本カノマックス株式会社 代表取締役会長 兼 CEOに加野稔が就任。
    2012年 6月 MSI.TOKYO株式会社(本社:東京)を買収し、カノマックスグループ子会社化。
    2012年 8月 東京事務所を浜松町に移転し、東京支社 東京営業所を開設。
    2012年 11月 世界最⼩・最軽量のポータブル粒径分布測定器のPAMSを開発。
    2012年 12月 Biral社バイオエアロゾル計測関連機器の取り扱いを開始。
    2013年 4月 世界最小・最軽量(発売当時)の21 CFR Part11対応の吸引流量28.3 L/min(1 CFM) ポータブルパーティクルカウンター MODEL 3905を発売。
    2013年 6月 ポータブル粒径分布測定器のPAMS MODEL 3300を発売。
    2014年 2月 高速応答性パーティクルカウンター ミキシングCPC MODEL 3650を発売。
    2014年 7月 ハンドヘルドガスモニターを弊社ブランドにて販売開始。
    2014年 9月 空調吹出口・吸込口の風量を簡単に測定できる高精度・高性能なキャプチャーフード風量計 Model 6710を発売。
    2014年 11月 新モデルとなるIAQモニター Model 2212を発売。
    2015年 6月 小型風量計 TABmaster mini Model 6750を発売。
    2015年 6月 ファシリティモニタリングプラットフォームのe-Scanを発売。
    2015年 6月 米国Fluid Measurement Technologies社を買収し、Kanomax FMT, Inc.として子会社化。
    2015年 8月 微生物センサ BioSentinel Model 3070を発売。
    2015年 8月 販売・サービス機能強化を目的に、加野儀器(上海)有限公司を設立。
    2015年 9月 ナノサンプラーⅡ Model 3182を発売。
    2016年 6月 世界最小・最軽量ポータブル粒径分布測定器 PAMS Model 3310を発売。
    2016年 6月 レーザドップラ流速計 Smart LDVⅢを発売。
    2016年 6月 室内空気環境測定器 オートビルセットⅢ Model 2100を発売。
    2016年 10月 走査型液中ナノパーティクルカウンター ScanningTPC Model 9010を発売。
    2017年 2月 エアロゾル質量分級装置 APM-ⅡModel 3602 コントロールユニットを発売。
    2017年 3月 新・熱線流速計 Smart CTA Model 7250を発売。
    2017年 7月 ハンドヘルドパーティクルカウンター Model 3888・3889を発売。
    2017年 10月 ナノエアロゾルジェネレーター(NAG) Model3250を発売。
    2017年 10月 パーティクルカウンター Fast CPC Model3650を発売。
    2018年  5月 マスクフィットテスター AccuFIT9000を発売。
    2019年  9月 infiTOF-DUOを発売。
    2020年  2月 パーティクルカウンター Model 3950を発売。
    2020年 10月 マスクフィットテスター AccuFIT 9000®PROを発売。
  • 2021年 10月 多点式アネモマスターModel1580・1590 風速変換機6333発売。
    2022年 7月 粒子計測・分析機器事業の組織再編を行い、カノマックスアナリティカル株式会社を設立。
    2023年 1月 光散乱式デジタル粉塵計Model3444発売。
    2023年 10月 Smart-LDVⅣ フィルムプローブ発売。

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