高精度PIVシステム FlowMaster 2D PIV

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  • 概要

    高精度アルゴリズムを搭載
    世界最高峰の2次元PIVシステム

    LaVision GMBH社は、多くのPIV研究グループと密接な提携を行い、最新の解析アルゴリズムを提供しています。
    FlowMaster 2D-PIVは、DaVisをプラットフォームとするレーザーイメージングシステムの基本システムです。レーザー・カメラを含む全てのコンポーネントを完全に制御し、画像の取得から解析、評価、保存、後処理にいたるPIV実験に必要な工程を統合しています。

     

  • 特長

    高度システム化

    DaVisからシステムを完全コントロール

    高い拡張性

    3DステレオPIV、LIFなど複合計測へのアップグレードが容易

    高精度アルゴリズム

    雑音情報の大きい可視化画像を高精度で解析
    ダイナミックに変動する流れを高精度で解析

    GPUによる直接相互相関により、高精度、高速での演算を実現
     
    1mm/sec以下の微流速から、マッハ4の高速度計測に対応

    広い感度ダイナミックレンジ

    16bit 圧縮なしの画像

    超高空間分解能

    11Mpixelカメラに対応 
    高時間分解能制御

    高精度トリガー(同期 / 非同期) 

    豊富な関連コンポーネント

    多関節ビーム伝送、平行シート光学系、トレーサー供給装置など 

    MATLABやTecplotなどへのエクスポート
  • 用途

    動脈瘤モデルの流れ解析

        未破裂 中大脳動脈の動脈瘤         破裂 中大脳動脈の動脈瘤
     
     

    画像提供:慶応義塾大学 理工学部 システムデザイン工学科 谷下研究室
    (*トモグラフィックPIVにアップグレードすることにより、三次元空間全体の血流の流れが解析できます。)

    風洞実験

    噴流解析

    渦解析

    エンジンシリンダ内部の空気流動解析

    ガスタービン燃焼器解析

    ポンプ内流れ解析

    自然対流解析

    気泡塔解析

    河川などの表面流れ解析
  • 仕様

    ソフトウェア仕様

    【アルゴリズム】


    自己相関法、相互相関法

    標準FFT、正規化相関
    アスペクト比可変のインタロゲーション窓

    直接相互相関法

    PIV+PIV複合解析(低粒子濃度での高精度解析)

    流れ構造に応じたサーチエリアの自動変形(デフォームド・ウィンドウ)

    再帰的相関法(高分解能、高安定性、高空間周波数解析)

    サブピクセルシフト

    バイアス除去、ピークロッキング低減

    二次相関(高精度演算)

    複数画像の相関合計によるベクトル計算


    【解析出力】

    POD解析

    スカラー場

    回転、発散、応力

    統計

    平均、RMS、PDF(確率密度関数)、散布図

    コンター図、流線図、流脈線図

    渦解析

    中心、渦度、渦速度

    空間相関、時空間相関

    AVIムービー自動生成


    【プリプロセッシング】

    マスキング

    任意の形状、ハイパス・フィルター、n×nフィルター

    構造の相違における2相分離

    反射光や背景などの解析の障害となるイメージの除去

    画像歪み補正、斜位撮影


    【ポストプロセッシング】

     相関ピーク値比較フィルター


    二次選択ベクトルへの置き換えを含む、局所および領域のメディアン・フィルター

    ベクトル値フィルター

    スムージング、補間


    【システム構成】

     基幹ソフトウェアDaVis

    FlowMaster 2D-PIVモジュール

    プログラマブル・タイミングユニット

    FlowMasterカメラ

    ダブルパルスYAGレーザー

    ライトシート光学系

    解析コンピュータ
  • 付属品・別売品

  • カタログダウンロード

    • FlowMaster PIV(日本語)

      ダウンロード

    • FlowMaster PIV

      ダウンロード

    • Fluid Dynamics

      ダウンロード

  • 事例紹介

    アプリケーション事例:風洞内における船体モデル周りの流れ計測

    ヘリウムソープバブル発生装置を用いて、FLNG(浮体式のLNG生産貯蔵出荷設備)と
    LNG運搬船との間の風場の様子を可視化しPIV計測を行いました。


    ※海上技術安全研究所様(東京都三鷹市)の変動風水洞を使用し実験デモンストレーションを実施

           LNG運搬船         FLNG
       

    【測定対象】
    模型船 1隻 と 模型船 2隻 の2パターンで測定しました。

                    風向き45°
           

    【実験機材】
    ・ヘリウムソープバブル発生装置
    ・解析ソフトウエア DaVis10
    ・ハイスピードカメラ
    ・CWレーザ


    平均流速結果一覧

    本デモンストレーションでは、全長約1.6メートルの模型船を用いて、流速20m/sまで実験を行いPIV解析しました。
    ヘリウムソープバブル発生器を用いることにより、このようなメートルクラスでの大空間の流れ場計測も可能となります。

    ※御協力:国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所 海上技術安全研究所様

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