【3】熱線流速計のノイズ対処方法について


熱線流速計の出力信号にノイズがのる場合は、下記をご参考に対処を試みてください。

1. 発生源のノイズレベルを下げる

・ノイズフィルタの適用
・サージ吸収素子の適用
・接地コンデンサとラインフィルタの追加
・信号入力段でのアイソレーション素子の適用
・交流電源の一次側と二次側を束ねない
・筐体のシールド処置
・出力配線をシールドする


2. ノイズを伝達しにくくする

・計測器の電源には、電力機器用の電源とは 別系統の電源を用いる
・信号と動力側のGNDを別とすること
・電力線と信号線をなるべく離す
・大電流が流れる動力線は専用の金属管内配線とする
・ノイズを発生していると思われる機器からなるべく離す


3. 機器自体の障害を受けにくくする

・信号GNDとシャーシアース間の接続状態を変化させて、ノイズが低くなる接続を探す
・信号線の接続において、不要な機器との接続を外す
・信号線に同軸ケーブルやツイストペア線などを用いる
・プローブを接続する二重シールド線の外側シールドを、本体シャーシアースと接続する


その他、ご不明な点がございましたら、いつでもお問合せくださいませ。

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