地球上の大気中には、至るところに微小粒子が存在しています。気体中に微小粒子が浮遊している雰囲気(微小粒子も含めた気体)を、一般的にエアロゾルと呼びます。このエアロゾル粒子は、生成過程の違いから、粉じん(dust)、フューム(fume)、ミスト(mist)、煤じん(smoke dust)などとも呼ばれます。また、大気環境、住宅、事務所、病院などの建築物内環境においては、浮遊粒子状物質(SPM:Suspended Particulate Matter)と称されます。エアロゾル粒子の発生過程はさまざまで、その粒子径範囲も0.001~100 μmと広範囲です。