マスクフィットテスター AccuFIT 9000®PRO SeriesⅡ Model 3000-JG2/3000-J2

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  • 概要

    マスクの装着状態を定量的に確認する、労働安全衛生向けマスクフィットテスター。
    「N95モード」のフィットテストにより、マスクと顔の密着にフォーカスした測定が可能に。

    呼吸を保護するマスクは、適切に着用して使用することが非常に重要です。マスク選定においては、どれほど高性能なマスクであっても、顔にマスクが密着(フィット)していなければ、その隙間からフィルタを通らない空気を多く吸い込んでしまいます。本製品は、装着時におけるマスクの外側と内側の粉じん濃度を測定し、その結果からマスクがどの程度適切に装着されているかを示すフィットファクタ(フィット係数)を求める定量的フィットテスト測定機器です。

     

    マスクのフィットテストは、特定の条件下で義務化が進んでいます。202341日より、金属アーク溶接等作業について健康障害防止措置が義務付けられました。また、作業環境測定の評価結果が第三管理区分に区分された作業場に対する措置が2024年4月1日より強化され、1年以内ごとに1回、定期に、呼吸用保護具が適切に装着されていることを確認するフィットテストが義務化されました。さらに、リスクアセスメントに基づくリスク低減措置として呼吸用保護具を労働者に使用させる事業場も、1年以内ごとに1回、フィットテストを行うことについて行政通達が出されています。

     

    本製品では、「N95」「DS2」「DL2」「RS2」等の使い捨てマスクの装着状態を正確に判定出来る「N95モード」のフィットテストが可能です。N95等のマスク面体では、0.3μm付近の粒径はフィルタ透過率が高いとされており、この粒子を計測するとマスクの装着状態を正確に判定できません。当製品「N95モード」では3070nmの粒径で計測しており、フィットそのものの評価を高い精度で実現しています。

     

    また、従来はマスクフィットテスター使用時に粒子発生器のご使用を推奨していましたが、本製品では通常の環境であれば粒子発生器を使用せずに、安定してご使用いただけます。()

     

    マスクフィットテスターは、JIS T81502021 に準拠しています。

    (※粒子が極端に少ない環境では粒子発生器が必要になる場合があります。)

     



        
    you tubeにマニュアル動画をアップしています。
    是非、ご覧ください。

     

  • 特長

    見やすく分かりやすいフルカラーのタッチスクリーン

    縦93×横153 mmの大画面により、測定に馴染みのない方でも簡単に操作いただけます。

     

    粒子発生器なしで計測可能(※)

    旧モデルではマスクフィットテスター使用時に粒子発生器のご使用を推奨していましたが、本製品では通常の環境であれば粒子発生器を使用せずに、安定してご使用いただけます。これにより粒子発生器の準備や水道水の補充などの手間が不要となります。

    (※粒子が極端に少ない環境では粒子発生器が必要になる場合があります。)

    製品単独でも、PC経由でも操作可能

    PCソフトウェアでは、フィットテストの動作開始と残り10秒時点を日本語音声でお知らせ。

    全てのフルマスク、ハーフマスクの装着テストに準拠。


    フィットチェックプローブを 使用したデイリーチェック

    現場に出る前に、実際に使用するマスクで密着度合を簡易的に確認できるモードです。
    静電気対策されたフィットチェックプローブをマスクと頬の間に挿入し、最短24秒の早さでスピーディーに確認できます。


    CPC(凝縮粒子カウンタ)* を採用しており、JIS T8150:2021の短縮プロトコル(短縮定量的フィットテスト)に対応しています。

    *CNC(凝縮核カウンタ)とも呼ばれます



    米国労働安全衛生局(OSHA)、カナダ規格協会(CSA)ガイドライン順守

    JIS T8150:2021


    通信機能は、USB、イーサネット、Wi-Fiを搭載


    PC1台につき4台まで操作可能

  • 用途

    マスクのフィットファクタ(フィット係数)の測定

    本商品は、装着時におけるマスクの外側と内側の粉じん濃度を測定し、その結果からマスクがどの程度適切に装着されているかを示すフィットファクタ(フィット係数)を求める定量的フィットテスト測定機器です。


    顔に合ったマスク種類の選定

    どれほど高性能なマスクであっても、顔にマスクが密着(フィット)していなければ、そのすき間から、フィルターを通らない空気を多く吸い込んでしまいます。


    日々の装着状態のチェック

    欧米では、マスクのフィットテストが義務化されており、マスクを装着する従業員には正しい装着方法に関する講習会等を義務付けている国が多くあります。

  • 仕様

     
    本体の仕様
    測定範囲 0~100,000個/cm3
    測定粒径 0.015~1 μm
    流量 トータル:1,000cm3/min、サンプル:350cm3/min
    動作環境 温度 15~35 ℃/湿度 20~85 %RH (結露を生じないこと) (※1)
    保存環境 温度 -20~50 °C/湿度 0~85 %RH (結露を生じないこと)
    フィットファクタ測定 (※2) フィットファクタの直接測定(Cout/Cin)
    アルコール エタノール(純度:99.5%)又は、イソプロピルアルコール(純度:99.5%) 
    ※エタノール又は、イソプロピルアルコールは、お客様でご用意いただく必要があります
    ディスプレイ フルカラータッチスクリーン[ 153(W)×93(H)mm ]
    インレットポート 外気粒子(Ambient 青ポート)、マスク内粒子(Sample 銀ポート)
    通信機能 USB(ポート3つ:デバイス1個、ホスト2個)、イーサネット(ポート1個)、Wi-Fi
    PCアプリケーション 4台同時に動作可能
    ソフトウェア Windows 7、8、10、11対応、NET Framework 3.5
    言語 日本語、英語、中文(簡体/繁体)、韓国語、フランス語、スペイン語、ポルトガル語
    プロトコル JIS T8150.2021、OSHA、ANSI、CSA、HSE、OSHA1910.134新プロトコル対応
    電源 ACアダプタ(AC 100~240V 50/60Hz)
    外形寸法 208(W)×152(H)×263(D) mm
    質量 JG2 : 3.7 kg J2  : 3.4 kg
    付属品 ACアダプタ(100-240V、12V 2A)、電源コード、ゼロチェックHEPAフィルタ、アルコールボトル、保存キャップ、アルコールカートリッジ、交換用フェルト・金属メッシュ、チューブ、USBメモリ、USBケーブル、イーサネットケーブル、ネックストラップ
    別売品 プローブ装着治具、プローブキット(100セット)、粒子発生器、ソフトタイプキャリングケース、ハードタイプキャリングケース、フィットチェックプローブ(50個入)

    (※1)AccuFIT 9000-PRO SeriesⅡには防水機能は有りません。雨などの水滴がかからないようにご注意ください。
    (※2)フィットファクタ=マスク外側の粒子数/マスク内側の粒子数。
    (※3)Microsoft、Windowsは、米国 Microsoft Corporationの登録商標または商標です。

     

  • 付属品・別売品

    付属品

    ACアダプタ(100-240V、12V 2A)、電源コード、ゼロチェックHEPAフィルタ、アルコールボトル、保存キャップ、
    アルコールカートリッジ、交換用フェルト・金属メッシュ、チューブ、USBメモリ、USBケーブル、イーサネットケーブル、
    ネックストラップ

    別売品

     

    品名 モデル番号 製品画像
    プローブ装着治具 3000-86
    プローブキット(100セット) 3000-63
    粒子発生器 3000-84
    ソフトタイプキャリングケース 3000-79
    ハードタイプキャリングケース 3000-89
    フィットチェックプローブ(50個入り) 3000-87

  • カタログダウンロード

    • マスクフィットテスター AccuFIT 9000®PRO SeriesⅡ

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    • ミラーホルダー取扱説明書

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  • 事例紹介

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