ナノサイズの粒子の分布を測定する場合、粒径分布の測定が一般的に使用されています。DMA(微分型静電式分級装置、Differential Mobility Analyzer)が静電気力を利用して、粒子を粒径で分級するのに対し、本装置は全く新しい分級原理に基づいて粒子を質量で分級します。前型式であるAPM (型式 3600)より本体を小型化しました。最大回転数を14,000rpmまで上げ、サンプリング流量を0.3L/minにすることで、APM (型式 3600)とほぼ同等の分解能を持たせました。
エアロゾル粒子に働く遠心力と静電気力のバランスを利用して、
粒子を質量で分級する装置です。
ナノサイズの粒子の分布を測定する場合、粒径分布の測定が
一般的に使用されています。DMA(粒径分級装置)が静電気力
を利用して、粒子を粒径で分級するのに対し、本装置は、全く
新しい分級原理に基づいて粒子を質量で分級します。
新型のコントロールユニットをハブにしてケーブルをつなぐことで、
DMAやCPC(粒子数計測装置)等の各種の周辺装置がコントロ
ールできます。実験仕様に応じた装置レイアウトを可能にします。
APMの前段にDMAを設置し、あらかじめある粒径の粒子だけを
分級します。この分級された粒子に対して得られた質量分布は、
粒径(移動度等価径)から体積に換算することにより密度分布に
変換することができます。
DMAからの出力粒径を選択可能
DMAからの出力粒径を選択し、それぞれの粒径での質量分布も
測定できます。
エアロゾル粒子に働く遠心力と静電気力のバランスを利用して、
粒子を質量で分級する装置です。
ナノサイズの粒子の分布を測定する場合、粒径分布の測定が
一般的に使用されています。DMA(粒径分級装置)が静電気力
を利用して、粒子を粒径で分級するのに対し、本装置は、全く
新しい分級原理に基づいて粒子を質量で分級します。
新型のコントロールユニットをハブにしてケーブルをつなぐことで、
DMAやCPC(粒子数計測装置)等の各種の周辺装置がコントロ
ールできます。実験仕様に応じた装置レイアウトを可能にします。
APMの前段にDMAを設置し、あらかじめある粒径の粒子だけを
分級します。この分級された粒子に対して得られた質量分布は、
粒径(移動度等価径)から体積に換算することにより密度分布に
変換することができます。
DMAからの出力粒径を選択可能
DMAからの出力粒径を選択し、それぞれの粒径での質量分布も
測定できます。
分級装置本体 | |
分級方式 | 遠心力と静電気力のバランスによる分級 |
分級質量範囲 | 約0.001~100fg (粒子密度1g/cm3の粒子に対して約12nm~1008nmに相当) |
2重円筒回転数 | 1,000~14,000rpm |
2重円筒高電圧 | 0~2,000V |
2重円筒寸法 | 内筒直径:48mm、外筒直径:50mm、円筒長さ:100mm |
サンプリング流量 | 0.3(推奨)~1.0L/min |
外形寸法・質量 | 430(W)×200(L)×140(H)mm/約11kg(突起部を除く) |
コントロールユニット | |
制御機能 | 回転数及び印加電圧 |
表示機能 | 印加電圧/回転数/入口・出口間の差圧(パネル表示) |
外形寸法・質量 | 430(W)×350(L)×140(H)mm /約8kg |
電源 | 単相AC100~240V/400W、50/60Hz |
標準付属品 | ソフトウェア、USBケーブル |
ソフトウェア | |
計測機能 | 他社CPCとの接続可能 (接続可能な機種についてはお問い合わせ下さい。) DMAから出力される粒径選択が可能 DMAから出力される粒径について質量分布測定が可能 |
本装置は産業技術総合研究所 計測標準研究部門との共同開発により製品化されたものです。