Smart LDV Ⅳ 8745-S

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  • 概要

    出射効率の良いコンパクトな
    レーザドップラ流速計 Smart LDV
    がさらに進化しました

    光学調整が不要なオールインワン設計、高出力レーザ、高感度な受光センサなど、先代モデルからのコンセプトはそのまま受け継ぎ、さらなるレーザの出射効率の向上により、長焦点距離でのデータレートの向上が可能となりました。また、光学系はコンパクトで可搬性に優れ、調整不要で設置場所を選びません。
    ユーザフレンドリーなソフトウエアにより、バースト信号などリアルタイムモニタをご利用いただけます。

    [用途例]
     ・噴流の速度分布計測
     ・風洞空力実験における物体後流の流れ 
     ・回流水槽(プロペラ後流、船体まわり等)の流れ計測 ,
      造波水槽の流れ計測
     ・燃焼機関内の流れ計測
     ・声帯のモデル実験
     ・PIV精度検証
     

    計測原理

     

  • 特長

    出射効率が良く、長焦点距離でのデータレートが向上

    最大データレート 120,000 速度データ/sec

    オールインワン設計のプローブ、光軸調整不要

  • 用途

  • 仕様

    本体の仕様
    適用流速 -40m/sec~260m/s  (f=400mmの場合)
    レーザー LD λ=660nm、60mW
    焦点距離 150mm、200mm、250mm、300mm、350mm、400mm (選択式)
    測定点サイズ 0.13mm×1.3mm(代表値)
    測定方式 後方散乱 / 前方散乱(オプション)
    プローブサイズ 104mm×104mmx239mm (レンズ含む)
    周波数シフタ 0.01~10MHz
    電源 AC100-240V
    重量 約3.5 kg(プローブ部)

    信号処理器
    信号処理方式 8bit FFT(1024、512、256、128point)
    周波数帯域 1kHz~40MHz(8レンジ)
    最大データレート 120,000速度データ/sec
    有効判定 バーストスペクトラム比(任意指定)                             
    I/F USB3.0
    適合コンピュータ Windows 10/11(64bitのみ)日本語版/英語版

    ソフトウェア
    最大データ数 100,000                                                                             
    リアルタイムモニター バースト波形
    バーストスペクトラム
    速度ヒストグラム
    解析機能 平均流速、乱流強度
    スキューネスファクタ
    フラットネスファクタ
    速度ヒストグラム、時系列表示
    データ出力 CSV形式


    システム構成例
    Smart LDV IV
    ノートPC
    コーナーキューブミラー
    精密自動トラバース装置
    可視化用煙発生装置 (Model 8304)

  • 付属品・別売品

    別売品

    ・トラバース装置



    計測用の自動トラバース装置です。
    計測位置を手動で変更する手間を省き、スムーズに計測が可能です。

    ●LDVソフトウェアによるコントロールで、らくらく自動計測
    ●各計測ポイントを高い位置精度で移動
    ●マニュアルモードでも動作可能

    型名 TRV-1D, 2D, 3D
    移動軸 X, Y, Z軸        ※注1
    ストローク 500mm~        ※注1
    位置決め精度 0.02mm(X軸)※注2
    駆動方式 ステッピングモータによる
    コントロール LDVソフトウェア(トラバース対応版)

     
    ※注1:代表的な場合です。
    ※注2:Y、Z軸は搭載物により、位置決め精度が異なります。

    ・コーナーキューブミラー



    レーザの前方に配置し、前方での強い散乱光を後方受光器に返すことにより
    データのSNRを上げることを可能にしたものです。

    型名 1807
     焦点距離 
    200mm, 250mm, 300mm, 350mm,400mm 
    有効径 ϕ50mm
    移動量 ±10mm

     

  • カタログダウンロード

    • Smart LDV IV

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    • 加圧式ラスキンノズル粒子発生器

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  • 事例紹介

    アプリケーション事例:声帯モデルの流れ計測

    笛式人工声帯モデルの流速を レーザードップラー流速計(LDV)と 熱線流速計(Smart CTA)で計測しました。

    実験モデルは、圧縮空気入口側の弁と、この後流側に付属する共鳴管で構成されており、柔軟性のある弁隙間部を通った空気は共鳴管を通って流出されます。 上流からの供給空気量を変化させると、特定の空気量において共鳴管長さによって決まる音を 発生します。原理の異なる手法で同時計測を行うことにより、測定データの妥当性、信頼性を検証します。

    計測システム

     

    計測結果

    測定点を変え5パターンで計測した結果、LDV及び熱線流速計共に同じような検証結果が得られました。
    これによりデータの妥当性・信頼性が実証されたことになります。

    ※御協力:九州大学 工学研究院 機械工学部門 力学システム 石川 諭准教授

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