【03】LDV(レーザードップラー流速計)とは


LDV(レーザードップラー流速計)とは、Laser Doppler Velocimeterの略で、 レーザ光の干渉性を利用した流速計です。流体中の粒子の散乱光に含まれるドップラーシフト周波数を検出し、粒子(流体)の速度を求めます。 液体や気体の流れを非接触で流れを乱すことなく計測が可能なシステムです。 速度のキャリブレーションの必要が無く、高分解能で逆流の測定も可能です。
                    

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特徴
 
●非接触での計測で流れを乱さない
●応答が早く、時間分解能が高い
●流速の絶対測定ができる
●場の温度、濃度に影響を受けることが少なく、 燃焼場など複雑な流れ場に適用できる
●流れ方向を測定でき、多次元の速度成分、 逆流の測定も容易である
●非接触の流速計として学生実験や、PIVの精度検定等、幅広く使われており、
   大学や企業の流体研究計測には欠かせない存在である
 
計測原理
 
レーザー光を等しい強度の2本の平行ビームに分割した後、収束レンズによりで交差させます。この交差部には、
見かけ上、明暗の縞(干渉縞) ができます。ここを粒子が通過すると、粒子からの散乱光は、干渉縞の明暗に従って
強度変化を起こします。この散乱光の強度変化がドップラー信号として光電変換器で検出され、ドップラー信号の
周波数と干渉縞の間隔から速度を求めることが出来ます。





計測結果例(魚の尾ひれの速度計測)

 
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*ご協力
  工学院大学 工学部 機械工学科
  スポーツ流体研究室 伊藤 慎一郎教授